心理学的に見る情動的興奮
恋愛感情が発生するには、3つの条件が必要であるといわれています。
1.架空の話や現実の生活などにおいて、若い人々が恋愛を信じ、
そして学ぶ文化の中において育てられること
2.適切な恋愛対象が存在すること
3.「これは恋愛である」と解釈される情動的な興奮があること
中でも3番目に挙げた「情動的興奮」に注目したいと思います。
情動的興奮とは、恋愛によって「胸が苦しい」とか「ドキドキする」という
状態になることです。
また「情動の錯誤帰属説」という心理では、
原因がはっきりと分からない生理的な覚醒や興奮がある時に、
そばの異性に対して、その興奮の理由はあなたのせいだと間違って
思い込むという心理が働くといいます。
これを説明するには、有名な「吊橋モデル」という考え方が適切です。
普通の橋と、高所にある揺れる吊橋の両方で、通りかかった男女に
アンケートをお願いするというものです。
吊橋上で、しかも異性の調査者からアンケートをお願いされた男女は、
同姓の調査者より、ずっと調査者に対する好感度が高くなり、
アンケートの回答内容もぐっと濃いものとなります。
これは、高くて不安定な吊橋の緊張感でドキドキしている状態は、
もしかしたら、目の前の異性の調査者に惹かれているからだと
思い込んでしまう心理的な勘違いを引き起こすためです。
気になる異性と、吊橋や、ジェットコースター、停電になった夜などを
一緒に過ごすと、そこから恋愛が始まるかもしれませんね。